日本軍慰安婦被害者であるイ・オクソンおばあさんが健康悪化により昨日(11日)亡くなりました。
享年97歳で、京畿道広州の「ナヌムの家」で生活していましたが、健康上の問題から昨年3月より城南にある療養病院で過ごしていました。
https://www.ytn.co.kr/_ln/0103_202505120008269632
日本軍「慰安婦」被害者として長年活動してきたイ・オクソンさんが亡くなられたそうです。k国でかなり多く報道されています。享年97歳。まずはご冥福をお祈りします。
で――やっぱり来たな、「日本はまだ謝ってない」というやつ。
イさんは14歳の時に中国に連れて行かれ、3年間も慰安婦として苦しんだそうです。その後は中国で暮らし、2000年になってようやく韓国に帰国。そして以後は「水曜集会」に参加し、日本政府の公式謝罪を求めて活動してこられた。
…と、ここまで読むと「じゃあ日本は何もしてこなかったの?」と思う人もいるかもしれませんが、それは違う。
日本は1993年に河野談話で「軍の関与と強制性」を認めて謝罪し、2015年の日韓合意では10億円拠出して、韓国政府も「最終的かつ不可逆的な解決」と合意してる。にもかかわらず、「いや、まだ足りない」「真心がない」って言われ続けているのが現状です。
じゃあ、どこまでやれば納得するの? 無期限に謝罪し続けろってこと? 国が変わっても? 世代が変わっても? いや、道徳的にはわかるけど現実には限界あるでしょ。
さらに言えば、韓国国内でもこの問題は政治的に利用され続けてきた感があるし、ナヌムの家の運営不正問題(寄付金の使途不明など)も記憶に新しい。そんな中で「日本はまた謝れ」って言われても、さすがにもううんざりしてる人が多いのも本音じゃないか。
もちろん、過去の過ちは忘れちゃいけない。けど、「未来の世代まで罪を背負わせようとする姿勢」が、本当に解決につながるとは思えないんだよね。
イ・オクソンさんの死去で、日本軍慰安婦として登録された生存者はあと6人。声が消えることへの危機感は理解する。けど、そろそろ「過去を記憶しながら未来を見据える」フェーズに入ってもいいんじゃないか?
いつまでも「謝罪しろ、謝罪しろ」じゃ、どっちの国も前に進めないでしょ。
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