韓国の最大野党「共に民主党」は1日、2022年の大統領選に絡み虚偽の事実を述べたとして公職選挙法違反の罪に問われた李在明(イ・ジェミョン)前代表に無罪を言い渡した二審判決を破棄し、ソウル高裁に審理を差し戻す判決を出した大法院(最高裁)を強く非難した。
https://jp.yna.co.kr/view/AJP20250501002100882
韓国の大法院(最高裁)が、共に民主党の李在明(イ・ジェミョン)前代表について、高裁の「無罪」判決をバッサリ破棄し、有罪前提で差し戻す判決を出しました。罪状はおなじみの「公職選挙法違反」。問題の発言に明確な虚偽があったとして、最高裁自らが異例の「事実認定」にまで踏み込んでいます。
さて、この罪、罰金100万ウォン以上か懲役刑が確定すると、被選挙権は10年間サヨウナラ。つまり「大統領になってもアウト」な展開です。
差し戻された高裁は、事実上、有罪判決を出す以外に道がないと言われており、李氏の有罪確定はほぼ時間の問題。6月3日の大統領選のあとに判決が確定しても、憲法上、大統領は訴追されません。でも、それがこの進行中の裁判に適用されるかどうかは「憲法裁のご判断待ち」だそうで、また一つ混沌が増えました。
しかも「有罪確定レベルの候補をなぜ担ぐのか?」というツッコミが中道層から噴出中。案の定、元首相の李洛淵(イ・ナギョン)までが「もう交代してくれ」と表に出てきました。
ここまでくると、韓国の政治って「重厚な法廷劇」じゃなくて「お金かけた選挙ドキュメンタリーコント」に見えてくるから不思議です。
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