国会の法制司法委員会(法司委)は、14日に趙熙大大法院長に対する聴聞会を開くことを決定しました。
法司委は7日、趙熙大大法院長に関する聴聞計画書を議決しました。
この案件は国民の力所属の法司委員が反発して全員退席する中、民主党主導で可決されました。
民主党議員たちは、大法院全員合議体が1日に李在明大統領候補の公職選挙法違反事件を有罪の趣旨で破棄差し戻したことを「司法クーデター」と呼び、聴聞会の必要性を強調しました。
https://n.news.naver.com/article/449/0000307924?
なんか最近、韓国の政治ってNetflixより展開早くないですか?
イ・ジェミョン氏の「裁判ブッチ疑惑」が炎上してる最中、今度は趙熙大(チョ・ヒデ)大法院長に聴聞会ですって。日にちは14日。はい、差し戻し審の初公判の前日ですね。(6月18日に延期)タイミングがまあ見事に「狙ってます」と言わんばかり。
国会の法制司法委員会は7日、あっさりと聴聞計画書を可決。ただしこれ、「国民の力」メンバーが全員退席した状態での強行採決。民主党はもう手慣れてるよね、この手の強行プレイ。
そして聴聞会の理由がまたスゴイ。「大法院がイ・ジェミョンを有罪寄りで差し戻したのは司法クーデターだ!」…え? え???
有罪方向に差し戻されたら即「司法クーデター」って、どんな世界観? もはや気に入らない判決は全部陰謀って思考、ちょっと陰謀論者っぽいですよ? いっそ「裁判官もイルミナティ」とか言い出してくれたら清々しい。
そもそも今回の聴聞会、イ・ジェミョン候補を守るための政治ショーってバレバレ。候補者の裁判を「選挙妨害だ!」と騒ぎつつ、判事には「お前、どこに忖度してんだ」と圧をかける。お隣りの三権分立はどこ行った?
こんな状況でまともに司法が機能すると思えます? 今後の展開として、裁判所がちょっとでも「李さんに厳しい」判断をすると、次は「判事の背後を調査しろ!」って始まりそうで怖い。
ただし、実際にチョ・ヒデ大法院長本人が聴聞会に出席するかどうかは別です。まぁ出なければ出ないで「やましい事があるから逃げたんだ!」って叫ぶんでしょうけど…。
まあ、民主党にとっては「裁判所の信用を落として選挙に持ち込む」っていう戦術なんでしょうね…。国民からしたら迷惑でしかない。国家の最高裁トップを吊し上げてる場合じゃないって。
…ってことで14日の聴聞会、たぶん盛大に見せ場が作られる予定。民主党の議員がドヤ顔で「国民の審判を受けろ!」とか言ってくれるかもしれません。
お隣の国、劇場型政治はまだまだ続きそうです。
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